和装ならではのポイントがたくさん!
振袖メイクのポイント8つ
特別な振袖を着たら、メイクも振袖に負けないぐらい素敵なものにしたいですよね。美容院やサロン、フォトスタジオでメイクをやってくれるところもありますが、自分の顔の魅力やコンプレックスを熟知した自分でメイクをしたいという方も多いのではないでしょうか。
今回は、普段メイクと違うところもある振袖に似合うメイクのポイントを8つご紹介します。
素敵なメイクでとっておきの振袖姿を写真におさめましょう!
振袖にはセルフメイクでも問題ない?
振袖に合うメイクは美容院やサロン、フォトスタジオでしかできないんじゃないの?と不安に思っている方にセルフメイクのメリット・デメリットをお伝えします。
セルフメイクのメリット
自分の好みでメイクができる
自分の顔のなかでコンプレックスに思うパーツや強調したいパーツは人それぞれ。セルフでメイクをすると、好みで自由自在に強調したり隠したりができます。
時間をどれだけかけてもOK
美容院やサロン、フォトスタジオと違いメイクにかける時間に上限はないので、思う存分やり直したり、微調整したりができます。美容院やサロン、フォトスタジオではメイクさんが忙しそうでやり直してほしいパーツを伝えられず、そのまま写真撮影に入ってしまったという方もいますが、セルフメイクではその心配がありません。フォトスタジオで予約されている方は時間に限りがあるのでこだわりたい方はご自宅でメイクされてからご来店ください。
セルフメイクのデメリット
振袖に似合うメイクを予め調べる必要がある
振袖に似合うメイクは普段の洋服に似合うメイクとは違います。予めどんなメイクが似合うかを調べておく必要があります。また振袖の色味とメイクの色味を揃えておきたい場合、手持ちのコスメでは色が揃わない場合があるので事前に用意をしておきましょう。
振袖の色別メイク4スタイル
振袖の色別におすすめのメイクスタイルを紹介します。振袖に合うメイクで特別な日を彩りましょう。
可愛らしさを目指す方におすすめ(赤系振袖×キュートメイク)
振袖の王道とも言える赤色に合うのは若々しさあふれるキュートなメイク。目尻に血色感のある色味をプラスして、可愛らしさを強調するメイクがおすすめです。振袖に似た色味の口紅を選ぶと振袖の華やかさによく馴染みます。眉メイクやアイメイクも濃い目にして赤の振袖の華やかさに負けない顔を目指しましょう。
爽やかな大人っぽさを目指す方におすすめ(青系振袖×モードメイク)
大人らしさと爽やかさを兼ね備えた青系の振袖には、人と被らないモードメイクがおすすめ。ブルーブラックのアイライナーで切れ長の目元を演出しつつ、シルバーラメのような寒色系のアイシャドウで華やかさをプラスしましょう。寒色系で揃えるメイクがおすすめですが、血色感をプラスする程度のチークは忘れないようにしましょう。
シックな大人らしさを目指す方におすすめ(黒系振袖×きれいめメイク)
シックな印象の黒系振袖には、華のあるきれいめなメイクがおすすめ。重厚な存在感もある黒系の振袖には、発色のいい赤系の口紅が合います。さらに大人っぽさを目指す方にはボルドーカラーの口紅もおすすめです。アイメイクもゴールドのラメシャドウなどでハレの日らしさをプラスしましょう。チークはベージュやプラムといった少しくすみのあるカラーが黒系振袖にマッチします。メイク全体が重くなりすぎないように、ハイライトでツヤをしのばせるようにするとバランスのいい仕上がりに。
清楚でほどよい華やかさを目指す方におすすめ(緑系振袖×透明感メイク)
黒髪に合う緑系振袖には透明感のあるメイクがおすすめ。ブラウン系のクリームシャドウを指でさっと塗って軽やかに仕上げつつ、明るい色のリップや眉メイクで透明感のある印象に仕上げると爽やかな緑系振袖によく馴染みます。普段のメイクと同じにならないように、ベースメイクはマットに仕上げて振袖のときには品よくおさまりますよ。
写真でも映える振袖メイクの8つのポイント
普段着のときのメイクと比べて全体的に濃いめにするのが、振袖の柄や布の質感にも負けずにおすすめです。
振袖に似合うメイクは次の8つのポイントを意識しましょう。
マットな質感のベースメイク
振袖メイクでは、ヌケ感のある肌よりきっちり均一にファンデーションとパウダーが塗られたマットな質感のベースメイクが、品よくきまりおすすめです。気になるシミやソバカス、にきび跡はコンシーラーで隠しておきましょう。コントロールカラーを使って肌全体を明るく見せるのもおすすめです。
濃いめのリップメイク
リップメイクも普段より濃いめがおすすめです。特に写真で見たときは、思ったよりもメイクが薄く映るので写真を撮る前はさっと塗り直しましょう。ファンデーション同様きっちり感を出したいのでリップライナーで唇を縁取り、唇の輪郭がぼやけないように作り込んでくださいね。
はっきり強調したアイメイク
アイメイクも濃い目がおすすめですが、眉メイク、アイシャドウ、アイライン、まつげと全てを濃くするとうるさい印象になってしまいます。せっかくの振袖なので品よくまとめましょう。濃いめにするのは眉毛とアイラインがおすすめです。眉毛の隙間を埋めるようにペンシルやパウダーで描き、アイラインは切れ長の目を目指して細くいれると伏し目にしたときでも存在感のある目元に仕上がります。
チークは控えめに
ベースもリップもアイメイクもきっちりした濃いめの印象で仕上げていくのがおすすめですが、チークはあえて控えめがおすすめです。凛とした大人らしい表情を演出するために血色をプラスする程度につけましょう。つけすぎてしまった場合はコットンを割いた内側でやさしくなじませると自然に馴染みます。
髪型や振袖との統一感を意識する
着る振袖のイメージに合わせてメイクをしていきましょう。デザインにもよりますが、寒色系(青や緑)や黒は大人っぽいイメージに。暖色系(赤やピンク)、白は可愛らしいイメージになります。振袖のイメージに対してメイクだけが浮かないように、振袖を試着したときの写真などを見て、メイクのテイストを予め決めておくと当日悩まずにメイクできますよ。
カラーメイクは振袖に使われている色を使うと◎
ポップな色使いのカラーメイクを施したい場合は振袖の柄や模様に使われている色を使うと、しっくり馴染みます。初心者の方におすすめのカラーメイクは、カラーアイライナーを使ったメイク。アイシャドウより使う面積がせまいので、さりげなく個性を演出できますよ。
メイクキープミストで化粧崩れを防止
振袖のときは普段使っているメイク直し用のポーチが持ち歩けないことも。そのため、メイクをいかに崩さないかが重要になってきます。その時に助かるのが「メイクキープミスト」。メイクの完成後に顔にスプレーするだけで化粧崩れを防いでくれます。写真を見てから化粧崩れに気づいて後日がっかりという事も防げるのでぜひ活用してみてください。
普段から日焼け止めを塗って顔と首の色の差を無くす
振袖に合うベースメイクはしっかりめのファンデーションで顔色を明るく仕上げるものですが、心配なのは首との色の差ですよね。首にトーンアップの下地やファンデーションを塗るのもいいのですが、レンタルの着物などで着物を汚すのが心配な方は日頃から日焼け止めを首にまで塗って日焼けをしないように徹底しておきましょう。
特別な振袖にはとっておきのメイクを
特別な振袖姿のときこそ、とっておきのメイクで思い出に残る1日にしたいものです。今回解説したメイクの仕方を参考に、ご自身に合った振袖メイクを研究してみてくださいね。