実はカンタン！振袖購入後の保管方法を分かりやすく解説
成人式に伴い、振袖を購入する方も多くいらっしゃいますが、着用した後の振袖の「保管方法」は、少し難しそうなイメージで不安に感じている方も多いではないでしょうか？
成人式で振袖をせっかく購入したのであれば振袖を、長く綺麗な状態で保つために、正しい保管方法を学ぶことが大切です。この記事では、振袖の保管で気をつけたいポイントを初心者にもわかりやすく解説いたします。
購入した振袖の場合の保管方法
�／饗気鯣焼�〜1日程度陰干しして湿気を飛ばす
※振袖を脱いだ後は、できるだけ早く陰干しするようにしましょう。着用時の汗などの湿気要因を取り除くことで、保管中のカビを防止することができますし、着用時のしわも伸びる為、綺麗に保存することができます。また振袖だけでなく長襦袢や帯も同様の理由からハンガーかけて陰干しするようにしましょう。
※ハンガーは細いものではなくスーツやコートをかける厚みのあるハンガーをご使用ください。さらにハンガーにかけた振袖は必ず２〜３日以内で下ろしましょう、長期間干してしまうと型崩れの原因になるためおすすめできません。
�△靴澆箟�れの確認をしましょう
※振袖着用後は、ファンデーションの汚れなど目立たない汚れがついている場合があります。衿、袖の下部分、裾がとくに汚れやすい部分の為、必ず確認しましょう。
※しみや汚れがある場合または1年以上着る予定がない場合は着物クリーニング専門の業者でお手入れをしましょう。目に見えない汚れが後から酷いしみになることもあるので長期間保管になる場合は必ずお手入れに出しましょう。とくに長襦袢は着用時に汗をたくさん吸っていることがあり、そのまま保管してしまうと後々しみになる可能性が高いです。
長襦袢も振袖と一緒にお手入れに出しておくのがおすすめです。
��振袖確認後の保管
しみや汚れの確認後、防カビ、防虫効果のある保存剤などと一緒に衣装ケースに畳んで保管しましょう。
※基本的に振袖購入時に入っていた、たとう紙の方が質の良いものです。その為、お手入れから返ってきた振袖も簡易的なたとう紙に入れられておりますが、振袖購入時のたとう紙に入れ替えて保存することをおすすめいたします。
�で�に1回は振袖をタンスから出して虫干ししましょう
振袖の保管中は、出来れば年に１〜2度タンスから出して虫干しをすることをおすすめします。
「虫干し（むしぼし）」は、昔からしみの点検をする目的で行われきました。
振袖の着用後と同様に着物や帯から湿気をはらい、害虫を取り除く目的です。
振袖や帯を裏返しにして厚めのハンガーに着物をかけ、日の当たらない場所に干します。
振袖をタンスから出すことで、こもっていた湿気が取り除き、カビの防止につなげます。
虫干しは空気の乾いている冬（12月〜2月）あたりに少なくとも年に1回はタンスから出して風を通すようにしましょう。
振袖をまたしまうのが大変と思っている面倒くさがりの方も多いとは思いますが、最低限でも空気の乾燥した時期に振袖の入った段のタンスを開けておくということは大切です。
簡単な虫干しの方法でもやるのとやらないのとでは大ちがいなので、ぜひ試してみてください。
振袖小物「草履」と「髪飾り」の保管方法
振袖を購入した方は一緒に振袖用の小物も購入しているのではないでしょうか？
そこで簡単な振袖用小物の注意点についても押さえておきましょう。振袖の小物の中でも特に注意が必要なものが「草履」と「髪飾り」です。
�〜靈�の保管は湿度と温度が重要
草履を履いた後は、まず裏面の土や泥がついいている場合はきれいに落としましょう。
草履を保管する場合は高温多湿を必ず避けて保管する必要があります。特に合皮の草履は高温多湿で保管すると表面がベタつくこともあります。
その為、裏の湿気をとるため草履を立てて半日〜1日程度陰干しを行った後に
柔らかな布で表面を拭いて保管することをおすすめいたします。
��髪飾りの保管は暑い部屋がNG
振袖に合わせて購入した髪飾りもしっかり保管したいですよね。
髪飾りは接着剤を使用しているものがほとんどであり、特に昨今のように熱い夏のお部屋で高温保存になってしまうとたとえ新品の髪飾りであっても接着剤がとけてしまう可能性があります。
また髪飾りに対しても湿気は天敵になりえるためベッドの下に収納するのは辞めましょう。髪飾りは出来る限りタンスの上などなるべく高い場所で保管することをおすすめいたします。
昨今、くすみカラーの振袖の人気が出ていることもありドライフラワーの髪飾りの人気も上がってきていますが、ドライフラワーは散りやすく、繊細な花材の為、保管方法には十分注意が必要です。
まとめ
今回は振袖の保管方法について解説させていただきました。
ほとんどの方が振袖の保管について難しいと考えていると思いますが、基本のポイントさえ抑えておけばそんなに難しいことはありません。
是非、記事を参考にしていただき、大切な振袖を長期間に渡ってご活用いただけますと幸いです。
もしそのほか振袖の保管方法についてわからない点があれば、ジョイフル恵利の店舗スタッフまでお気軽にご相談ください。
